れいな
2022 / 女性 / 心理的虐待
道のりのタイトル
世界が広がった
家庭状況や脱出の背景
たった数年のことなので、毒親と言っていいか微妙なラインなのですが…小さい頃、母親に理不尽なことを言われたり、笑われたりしていました。
ただ、母がいい人になった後も、毒母だった頃の影響がずっと続いていました。大人になっても何も決められないし、「やっても怒られない」と確信していること以外はどんなに小さなこと(散歩とか)もできないし、母親の前では強い恐怖で一切自己主張ができない人間になってしまいました。
単位の関係で大学を中退するのがほぼ確実になったのですが、将来のことを決められませんでした。
母親がなんと言うかと思うと、恐怖に駆られて何も選べません。それに、就職に必要な「ビジネスマナー」は、「根拠は薄いし範囲は広いけど、知らないとバカにされるし従わないと低く見られる」ものというイメージがあり、昔の母親そのものに見えました。
親の目の届かないところに行けば、何かを選ぶのが怖くなくなるかもしれない。一旦悪い人間になったら、「親にとっていい人間でないと何をされるかわからない」という恐怖からも解放されるのではないか。
そう思って家出しました。