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陰府

2018, 女性, 身体的虐待・心理的虐待

道のりのタイトル


あの時の私はまだそこに保存されていると思う話

家庭状況や脱出の背景


私の父は本当のお父さんじゃない。私が4歳の時に今のお父さんと母、2歳の妹と都会のマンションで暮らし始めた。父は何の仕事をしてるか分からないがいつも大金を持って帰ってきた。母は夜の仕事で日曜日くらいしか帰ってこない。父は普段は優しくて面白いが怒るととても怖い。死ねとか言う。気が済むまで3時間とか立たされる。蹴る。母は私が中学生になるまではこの人と結婚してなかった。母は私達のために口を挟めなかった。

これから逃げ出す人へのメッセージ

まだ自分の力で稼げない人へ。養ってもらわないといけない今は辛いと思う。死にたいと思うこともあるだろう。私は小6の時に首吊り自殺しようとした。私と妹の部屋で。朝見つかって皆悲しめばいいと思った。でも紐がちぎれた。身体がとても痙攣した。一度だけ援交もした。でも生きる意味とは。全ての幸せのために全ての凸凹を埋めること。愛する人が増える事が幸福感に繋がる。あの時死ななくて良かった。結婚するまで処女は守ろう

逃げ出すまでの道のり

👜

家出

#全て

#避難

家を閉め出され近所を彷徨った

自転車の鍵を無くした。お父さんは自転車の鍵を無くすととても怒る人。あの時もとても怒って見つかるまで帰ってくるなと言われた。見つからず戻ったら今度は家を閉め出された。冬だったのに。マンションの廊下にポツンと1人。悲しかった。5階に住んでいた。廊下の奥にある階段に向かい、階段から下を覗いた。死ねないと思った。多分私は11階くらいまで階段で登った。でも死ぬ勇気なかった。今まで何度も何度も死のうと思ったけど、死ねなかった。階段の踊り場で寝た。寒かった。おしっこは、踊り場の、なんか溝の所でした。私は同じような境遇の友達の家に行こうと思った。家に行ってみたけど、そういえば携帯持ってないし、あの時ピンポンしたのかしてないのか覚えてない。でも友達の家の周りを歩いてる時に、お父さんが自転車で探しに来た。私を見つけた。とても焦ってた、とても覚えてる。そんなにお金を持ってない10代前半がどこかに行こうとしてもすぐ見つかるものなんだな。

自傷行為

#全て

#悩み

#味方

死ななくて良かった

あの時、猛烈に死のうと決心したことを覚えている。あの時何かが切れた。いつも自分を不幸の主人公だと思って、思えば思うほど私は可哀想で、涙が止まらなかった。あの日何で怒られてたかは覚えていない。でもお父さんは椅子に座っていて、私はその正面に立っていて、後ろは窓があった。ベランダの窓だった。幼いながらに、いつも死と向き合っていて、今思うとあの年であんなに死について深く考えてたなんてびっくり。お父さんの後ろのベランダを眺めながら、あーこのベランダから今すぐ飛び降りてやろうかな、飛び降りたらどんな反応するだろうなと考えていた。私の目は死んでたと思う。そのままの思考で子供部屋に戻る。真っ暗な部屋で自殺、死について考える。ベルトがあった。2段ベットがあった。ベルトで輪っかを作って2段ベットにかけて首を入れた。苦しくはなかった。だけど意識が戻ってくると身体を色んな所にぶつけて痛かった。苦しくはなかったけど、めっちゃ痙攣してたのは覚えてて、その痙攣でベルトがちぎれた。死ねなかった。ずっと、過去も現在も未来もないなら、あの時の私はずっとそこに保存されてるんだと思ってる。今の私があのベルトをちぎらせたんだと思ってる。死ななくて良かった。

🏠

一人暮らし

#大学生

#成人

#一人暮らし

#準備

一人暮らしをしてから関係が良好になりはじめる

私が物心着いて口が達者になってくると、お父さんと口喧嘩出来るようになった。私は物事を深く考えるクセがあるから、けっこう口では言い返せたし、暴力自体は、どこかのタイミングで、暴力で分かることなんてないわ!と言った頃からなくなった。ただキレやすい、嫌味ったらしい、お母さんいないとテンション低い、一人暮らしするまで仲良いことが続くなんて無かった。私は家賃4万円を毎月払っていた。妹は大学受験のためにお金が無かったから払っていた。でも妹も働き出して妹も4万円払えるようになった。妹には悪いが私は妹に払ってもらうことにして、先に一人暮らしすることにした。妹は父と仲良く出来る方だったから。父は本当は私と妹が大切だ。ただ感情のコントロールが昔は出来てなかった。家族という引き合う力は大きい関係性な分、離れる力も大きく感じられたお互いに。だから一人暮らしを初めてから仲良くなった。

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宗教

#全て

#心身

父との共通の話題ができることで仲良くなった

そして、私が聖書を読み出したことを伝えてからより仲良くなった。大きくなるまで知らなかったが父は少年院の中で聖書を読んだ事があるらしい。確かに父は目には目を歯に歯を精神で、自分からその原因となる目や歯を探しに行くような人だった。思わぬ共通点も中を深めるおかげになったかもしれない。(宗教には入ってません)